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天の戸一本勝負
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天の戸一本勝負
天の戸


■磨くことへの憧れ
米が今よりも貴重品の時代、酒造家の多くは米を小さく削れば喉越しのよい品格のある酒ができることをすでに知っていた。
ただ、ぜいたく品である酒のために米を削って米ぬかを増やすやり方に踏み切れるはずもなく憧れでしかなかった。しかし、米が潤沢になりコンクール用にわずかに造られていた「磨いた米」の酒、吟醸酒がブームとなり磨いた米でなければできない吟醸香は飲み手を魅了した。


■酒は小細工で作り過ぎていないか
そのブームの後押しもあって香の高い酒を作る酵母の開発が成功し、「磨いた米」と職人技からしか出すことのできなかった吟醸香が身近なものになった。
味のほうも味の多様性を持たせる麹菌が開発され、「味は麹から、香りは酵母から」が常識になりつつある。
では米本来の持ち味はなくてもいいのか疑問を持つ。

磨かないことの誇り
ややもすると行き過ぎの感もある吟醸酒のゆり戻しか、米作農家として磨くことへの罪悪感か、80%精白の酒を無精に造ってみたくなった。
しかも今回は減農薬減化学肥料栽培の初年度、自慢の米ができた記念だ。
選んだ米は美山錦。できた酒は若干苦味渋みが多くなったが飲みにくいほどではなく、干草のような香りが全体を包む。この米は本来こんな味のする米なんだという発見が酒の中にあり楽しい。
磨かないことを誇りに思う酒ができた。
まさしくおおらかな酒だ。

JA秋田ふるさと・平鹿町酒米研究会
減農薬減化学肥料栽培
美山錦   100%使用
精米歩合 80%
使用酵母 秋田流花酵母
日本酒度 +4
酸度 1.6 /アミノ酸度 1.2
アルコール度数 15度以上16度未満
小売希望価格(税込み)
1.8g…2,000円
常温・ぬる燗でお飲みください


 



 

浅舞酒造株式会社 〒013-0105 秋田県横手市平鹿町浅舞字浅舞388番地
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