■磨くことへの憧れ 米が今よりも貴重品の時代、酒造家の多くは米を小さく削れば喉越しのよい品格のある酒ができることをすでに知っていた。 ただ、ぜいたく品である酒のために米を削って米ぬかを増やすやり方に踏み切れるはずもなく憧れでしかなかった。しかし、米が潤沢になりコンクール用にわずかに造られていた「磨いた米」の酒、吟醸酒がブームとなり磨いた米でなければできない吟醸香は飲み手を魅了した。
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